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風評被害と民主主義 [ウォーキング瞑想]

《風評被害と民主主義》

 今朝は気持ちよいほどに程々の風のお陰か涼しかった。薄雲の合間に見えた月がどんどん細くなり日ごとに東に傾いていく。もうすぐ新月だ。

 今年は天皇陛下が存命中にその皇位を譲るという、日本国の歴史の中でもあまり例がない事が起きた。上皇陛下も自身の体力を考えてのことでしょう。その責務を全うすることは大変なのだと思います。
 当時の皇太子殿下に一部を任せれば、という意見もあったけれどそれは現上皇陛下にとっては責任逃れと思ったのかも知れません。わかりませんが‥‥。

 上皇陛下がまだ天皇陛下であった今年の2月24日、政府主催で「天皇陛下御在位三十年記念式典」が開かれました。
 その時の天皇陛下のお言葉の中に心に染みるものがありました。

これまでの私の全ての仕事は、国の組織の同意と支持のもと、初めて行い得たものであり、私がこれまで果たすべき務めを果たしてこられたのは、その統合の象徴であることに誇りと喜びを持つことのできる、この国の人々の存在と、過去から今に至る長い年月に日本人が作り上げてきた、この国のもつ民度のおかげでした。

感動しました。そんなふうに思って下さっていたのだと。

 今の世界では一応民主主義が一番ということになっている。共産主義や社会主義はもってのほか。資本主義もいけません。だいたいそういうことになっている。 現実がどうかはわかりませんが。

 あるひとが、「民主主義は他よりも少しは良い、という程度でたいしたものではない」と言っていた。 これを聞いた私は「なるほど」と思ったものです。

 現在民主主義を至高のものと考えている人はその考えを改めておいた方が良い。

 例えばお隣さんの大韓民国だ。ひらかれた民主主義の国だと思います。文在寅現大統領は朴槿恵前大統領が国民の蝋燭デモのせいで追い落とされた後に樹立した政権だ。あれほどギャーギャー騒いでいたのに蓋を開けてみればこの様だ。

 民主主義という言葉から出てくるものはその時々の民衆の意に沿うかどうかということ。これがポピュリズム政治です。政治家が大衆にこびへつらい、結果国を危うくする。
 この時に問題となるのがその国の民度です。可哀想な国民が多数である国は民主主義を突き進んだとき、国が傾く。
 民主主義が正常に働きうるのは実にその国の民度に関わってくるのです。民度とは国民の文化や生活レベルのことです。教養があるかないかにも大きく左右されます。

 天皇陛下のお言葉ので「私がこれまで果たすべき務めを果たしてこられたのは‥‥‥この国の人々の存在と、過去から今に至る長い年月に日本人が作り上げてきた、この国のもつ民度のおかげでした。」

 日本という国がかろうじてやっていけているのはまさしくこの国の民度のおかげだと私は思います。時々「安倍をたたき切れ!」などという物騒な物言いをしながらデモをする人々もいますが、サイレントマジョリティ、言葉には出さないけれど心の中で静かに祈っている人々が多いということを知るべきです。こういった人々こそが正気(狂気ではなく)の日本人なのだと思います。

 民主主義に代わる新しく、しかも崩れない思想が出てこない限り今の民主主義に国家運営を委ねるほかありません。
 私たちにとって一番重要なことは私たち自身の「民度」を上げる努力をすることだと思います。
 それにより、きっと明日の日本に光明が射すことでしょう。
 風評被害も民度の高い民族ならば決して広がることはないでしょう
風評被害を言いつのる人がいたら、その人の顔をよく眺めて反面教師とするが良いでしょう。




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