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マスクに思う [社会の関心事]

マスクはまだ店頭に並ばない。いったい何時になったら並ぶのだろうと気をもんでいた。
 しかし、多くの日本人がそれぞれ工夫して手作りのマスクをつくっているのをテレビで見た。それがすごい。
 安倍首相は自分からあんな小さなマスクをしてテレビに映ることはなかった。恰好が悪かったよ。各家庭に送らなくても良さそうだ。
 日本人がそれぞれ活動し始めた。小池都知事が手作りのマスクをしているのをテレビで見かけたことも大きな力になったのかもしれない。
 私たちは、いや、私はマスクを買うものだとばかり考えていたようだ。
 確かに、PM2.5対策のマスクなどは自作できないだろう。しかし手作りのマスクで自分の口から飛び出す飛沫をなくすことはできる。きょう初めて手作りのマスクとネットで検索してみた。すると沢山の「マスクの作り方」という記事が出ていた。それも無償で。
 感激しましたよ。これぞ日本人、と思いました。ここで一つだけ気づいたことがあります。普通のマスクは微細な粒子を防ぐことはできません。だからこそ、使い捨てのマスク、ということになるのですが、そういった市販のマスクと自作のマスクとの違いはマスクの目の粗さ。企業にはマスクの中に挟み込むことのできる不織布を別売で日本国内で生産して販売してもらえないだろうか?そうすれば、いざという時、日本人のマスクのリレー製造ができる。これさえあれば病院も困らない。そうしてほしい。
 今回のコロナウイルス騒動のお陰でマスクは戦略物資だということがわかったはずだ。防護服もそうだ。ところが、日本ではそんなに大切な物なのにほとんど自国生産されていない。これは日本という国が企業に対して一切の締め付けをしていないことを意味している。
 それをいいことに日本企業は安く生産できるという理由で生産拠点を中国に持っていった。ある人は「平時ならばいいが、今回の騒動のようになったら困る」と言っていた。
 この意見は的外れだ。というのも通常工場などの建設にはそれ相当の期間を要するものだ。緊急時にはとても間に合わない。今回の騒動で中国政府はどのような行動に出たかを知っているのだろうか?
 中国のマスク工場で作られていたものを日本に輸出するのをストップしてしまったのだ。だから、本来日本に来るべきマスクが来なくなった。おまけに中国人が日本から大量のマスクを買い占めて本国へ持っていった。平時であろうと緊急時であろうと外国に依存してはいけないものがある。いくらグローバル社会だからといってそれを国外生産に頼るのはもってのほかです。日本人は第二次世界大戦後、長い間惰眠をむさぼってきた。そのツケが今回の騒動だ。
 2月初めの頃、中国の姉妹都市へマスクを送った日本の地方都市の市長が「マスクがないから送って欲しい!」と頼む姿は哀れだった。先が読めないというのはこういうことを言う。
 それよりも、日本人の本来持っているパワーを信じて、その力を壊さないようにすれば、きっと日本は立ち上がれるだろう。
そう、思った。


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